小学生:学研通信講座(NEW)
幼児・小学生・中学生向けの通信教材「学研通信講座」はネットには情報が少ないですが、
「ポピー」「進研ゼミ」「ドラゼミ」などを子供にとっていて「Z会」「ぶんぶんどりむ」などいろんな資料を請求した経験を元に学研はどうなのか?
いろいろ詳しく調べたので紹介していきます。
まずは進研ゼミと比べても、「勉強」という感じが色濃くでています。
(小学生:5年生の教材を比較していきます)
子供向けの通信教育は【遊びの中に勉強を】というコンセプトをある程度入れてくるのですがそういった要素は少なめ。
どちらかというと勉強熱心な保護者と優秀なお子さんがよくとっているZ会に近い感覚ですね。
教材について
●見た目
算数と国語はほぼ黒っぽい教材。
オレンジなどがところどころ入っているシンプルなタイプ。
進研ゼミの漫画イラストだかけに比べると勉強に集中できると思います。
ただパッ見た感じ面白くないので勉強嫌い系のお子さんには向いていないかも。
↓進研ゼミの教材は、キャラクターが問題を解説していました。
ちなみに最終的にとっていたのはポピーで、そちらはイラスト少なめです。
それよりも更に学研の教材は少ないです。
●難易度・内容
教科書にそっていないため、難しいと思います。
ただ、中学・高校の息子がいて学研の市販の教材を何度か使いましたが、解説などはわかりやすい。
(塾に近いように感じました:塾へは六年生から通っていました)
学校の教材にそっていると、わかっていることの復習で【自分で考える】ことが少なくなりがちです。
学習能力をあげるという意味では優秀な教材ではないでしょうか?
通信教育をなぜ始めようとしているのか?
それを考えてください。
学習習慣を付けるため?
学力を上げるため?
どちらももちろん通信教材を取る要素だと思いますが、どちらに重きをおいているか、で取る教材が違ってきます。
学習習慣を付けるだけなら、子供にとって難しすぎる問題は逆に勉強嫌いになってしまう危険性も高いです。
難しい問題を好んで自分から解いていくような数%ほどの優秀なお子さんにはそういった難易度の高い教材のほうがおすすめではありますが、普通のお子さんにはお子さんのレベルに合わせた問題集のほうが続けやすい。
私には息子が二人います。
長男(現高校生)が難しい問題を好んで解くタイプ(中学時:偏差値は60以上)
次男(現中学生)は難しい問題を見ると拒否するタイプ(偏差値50程度)
この学研の通信教材はもし長男なら与えたかもしれませんが、次男には無理だと思います。
遊び要素が少ないので、次男は嫌がるでしょう。
長男は逆に遊び要素が少ないほうが見やすいと好んでいました。
【Fax相談・添削あり】
このFax相談ですが、家庭にfax付きの電話が今どきみなさんあるのか?
それは疑問に思いました。
メール相談ならわかりますが。
また添削ですが、進研ゼミにも添削がありましたが、添削に出しているご家庭は少なかったです。
始めた直後は出すのですが、だんだん出さなくなってきます。
実際にわからないところは保護者がその場で教える場合が大半。
そして、多くのご家庭で白い状態の教材が溜まっていきます。
ですが保護者が子供を見る余裕があるご家庭は通信教材も続いていきます。
また、保護者が国立大・有名私立大出身など高学歴の家庭でも、通信教育は続けられる傾向にあるようです。
学力は遺伝することがわかってきました。
なまけぐせ、知的好奇心の強さ、数学のセンス、読解力なども遺伝が強く関係するそうです。
もしこのブログを読んでくださっている方が高学歴で子どももその因子を備えているなら学研はおすすめ教材です。
学年以上に進むのもOK!
この通信教材は学年以上に進むことが出来る珍しい教材です。
それは学年制ではなく級制を採用しているから。
例えば1年生なら9級となりますが、8級(2年相当)を選ぶことも可能。
飛び級のようなことができるようになっています。
そのためか価格設定もかなり高め。
小5で算数と国語 9180円となっています。
この教材は、明らかに富裕層、高学歴そうの教材ではないかと思えます。
ちなみにば一学年下がっても勉強できるのでどうしても落ちこぼれて学校の勉強についていけない子どもにもよいかもしれませんが、小学生ではそこまで落ちこぼれることは少ないでしょう。
またそういったご家庭でこの価格設定ではまず受講しません。
学研の通信講座は教材としての学研は優秀だと思います。それを使いこなせるか?
使いこなせるご家庭レベルなら推奨する教材です。
同等レベルとしては<Z会>や<ドラゼミ>(ドラえもん好きにおすすめ)。
ドラゼミは全体的に難しいです。長男にとっていました。
↓こちらがその記事
普通レベルがいいなら、進研ゼミやポピー。
↓こちらも一時期受講。
●進研ゼミの記事
ポピーは塾に帰るまでずっと取り続けていました。
●ポピーの記事
※ポピーのほうが少し難しいです。
↓スマイルゼミはタブレットに特化していて勉強嫌いの子どもでもゲーム感覚で出来ると評判
●スマイルゼミの記事
いろいろ通信教材はありますが大人がある程度見守ることが必要だと思います。
タブレット学習は忙しい保護者のためにスマートフォンで子どもとやり取りできるように工夫されたり、採点は自動で行ってくれたりと便利にできています。
共働きの家庭にはタブレット学習は優秀だと思います。
学研は保護者がしっかりと関われる、もしくは子どもが優秀な場合におすすめの教材だと思いました。