長男が進学校と言われる中高一貫校に高校受験で入学。
入学前の塾、使った参考書などの話は下のリンクから。
そこは中等部があり、中等部では高校一年までの勉強を中学でほぼすませています。
そのため、高校から編入する子供達は、かなり難しい勉強を強いられます。
長男は4月から、「中学と違って、難しいわ~。」といきなり言い出しました。
今のところついていけていると言っていますが、とても不安です。
じゃあ、中等部から入れたらよかったんじゃないの?
そう思われるかもしれませんが、金銭的な余裕がないのはもちろんなのですが、「私が息子たちを中等部から入れたくなかった。」のです
私も中高一貫校で長男と同じような進学校出身です。
それも長男と同じく高等部からの入学。
高校にはシンナーを吸っているような子がいないどころか、宿題を忘れてくる子もいない、すごく真面目な子供達ばかり。
私が通っていた中学は、ガラが悪い方だったので、他中学とのケンカやシンナーを吸ったりタバコなども日常茶飯事でした。
そこからいきなりその私立進学高校に合格し編入で入ったので、あまりのギャップに最初はなじめませんでした。
私はその中学校でいわゆる不良さんたちに
「タバコ吸ってみる?」
「シンナーやらない?気持ちいいよ~」
なんかも誘われましたが、きっぱりと断ると喧嘩になるので、うまくやんわり理由をつけて断っていました。
その不良さんとも学校内では普通におしゃべりする友人でしたよ。
私は不良ではありませんが、普通の子、不良の子に態度を変えず接するので、不良と呼ばれる子からも比較的好かれていました。
今思えばパワハラに対処する方法をこの中学で、身につけたのかもと思います。
通っていた中学は、収入格差・学力格差など満載でした。
この格差経験が、社会人になった時とても重要だったと思えるのです。
ですが、中高一貫校だとこんなことありえません。
今長男が進学高に入って勉強面で苦労していますが
「中学から中高一貫校に入れてほしかった?」
と聞いたら
「嫌だ。あんなんおもろない。」
と言っていました。同感です。
長男の中学の友人は、偏差値40ぐらいから70以上まで色々います。
その友人たちがみんなで集まって楽しく過ごしているんですよ。
とても貴重な経験だと思います。
あともう一つ、私立中学は落ちこぼれた場合大変です。
私の高校もかなり難しい高校で、中学で落ちこぼれた子は退学するか、もしくは進学するための補習をうけ、勉強がついていけないまま高校までいすわりどうしようもなくなるかでした。
クラスに一人いたその子は最終学歴高卒です。
中学受験、子供の能力も考えてピッタリの高校を選ぶ必要があるので難しいですよ。
中高一貫高校に中学から入れるメリットデメリットを私なりに考えたいと思います。
中高一貫校に中学から入るメリット・デメリット
あくまで私の考えです。
■メリット■■■■
●より偏差値の高い大学へ進学できるかもしれない。
●高校受験がないので子供は楽
(大学までの一貫校ならもう受験はない)
●いじめが少ない
■デメリット■■■■
●将来社会で生きていく力が不足するかも。
●勉強が難しいので落ちこぼれることも。
(退学の可能性がある)
●小学校5・6年生で遊びたい盛りに遊べなくなる
●通学が遠い場合は友人と休みの日遊べなくなる
個人的に、私立中学を受験したほうがよいかもと思うのは
地頭がいい子、カリキュラムに十分ついていける子で、国レベルでトップへ行ける能力のある子だと思います。
そういう子供は、公立中学の授業は簡単すぎて面白くないし、ほとんど無駄な時間になってしまいます。
長男の友人でそのレベルにある仲の良いお子さんがいます。
彼は天才です。
彼にとって公立中学の授業時間は無駄かもしれませんが、友人たちに囲まれととても楽しい中学生活を送っていました。
高校は全国でも5本の指に入るところへ余裕で入学していました。
おそらく、東大や京大でもスルッと入ると思います。
(親戚一同、超高学歴のご家庭です。)
そんな子でも公立中学でしたよ。
ただし、みんな塾にはっていました。
その天才君が入っていた塾は馬渕です。
長男とお友達(成績優秀者が多い)の記事も書いています。
↓こちらです。
馬渕・立志館・第一ゼミナールの話
難関高校を目指すのであれば、公立中学なら塾はまず必要です。
中3はとても忙しいです。
費用的にも私立高校の月謝を抜くと思います。
私立中学、公立中学、どちらがよいかかご家庭によって違うと思います。
しっかり家族で話し合ってみて下さい。
追記・5月初旬の保護者会に行ってきました。
すでに停学者がでているそうで、原因はSNSでのトラブルでした。
私立中学・高校はトラブルを起こすと停学・退学がありえます。
私立へ進学する場合はネットのマナーをきちんと教育しておいたほうがよいと思います。